AIボイスレコーダーは、月額を払わなくても使えます。今回、公式の情報を確かめた7つの機種は、どれも本体を買えば無料の文字起こしの枠が付いてきました。違うのは枠の大きさで、毎月300分の機種から、時間の上限がない機種まであります。
もうひとつ見ておきたいのが、無料のまま使える機能の幅です。分数が多い機種ほど何でもできる、とは限りません。
この記事では、2026年11月1日に各社の公式ページで確かめた内容をもとに、無料の枠の大きさと中身を並べ、毎月どれくらい録る人にどの機種が合うかをまとめました。
無料の枠は、毎月300分から無制限まで
まず、7機種の無料の枠を1つの表にしました。
| 機種 | 毎月の無料の文字起こし | 無料のままで気をつけたい点 |
|---|---|---|
| Comu Action Pro | 無制限(基本の文字起こしと要約) | リアルタイム翻訳などは無料の回数に上限 |
| HiDock(P1 ほか) | 無制限 | 話者の区別は有料から |
| Mori | 10時間 | プランで変わるのは時間だけ |
| Notta Memo / Notta Memo Pro | 600分(10時間) | AI要約は月100回まで・時間の買い足し不可 |
| PLAUD(全機種) | 300分(5時間) | プランで変わるのは分数だけ |
| Soundcore Work | 300分 | まとめ要約と Ask AI は有料から |
| SwitchBot AIマインドクリップ | 300分 | 時間を足すには有料プランか追加の購入 |
300分は、1時間の会議なら月に5回分。週に1回の定例を録るくらいなら、どの機種でも無料の枠に収まります。毎日のように会議を録るなら、300分の機種では月の途中で足りなくなるはずです。
時間の上限がない2機種は、無料で使える機能も見ておこう
時間を気にせず録りたいなら、候補はComu Action ProとHiDockの2つです。
Comu Action Proは、無料のスタータープランで、リアルタイムの文字起こしと基本の要約を無制限に使えるとしています。録音の時間や回数で追加の料金がかかることもありません。
ただし、リアルタイム翻訳や高度なAI分析などは、無料で使える回数に上限があり、続けて使うには有料プランかクレジットが要ります。どこまでが無料かは、Comu Action ProとPLAUDの比較で詳しく並べてあります。
HiDockは、本体を持っている人なら、文字起こしと要約を生涯無料で使えるとしています。料金表でも、無料の文字起こしの時間は無制限です。分かれ目は話者の区別で、無料の範囲には入っていません。会議の記録で「誰が言ったか」まで残したいなら、有料のプロメンバーシップが視野に入ります。HiDock P1 との違いはHiDock P1とPlaud Note Proの比較にまとめています。
毎月10時間ほどなら、Notta MemoとMoriは無料のまま収まりやすい
月に10時間ほど録る人なら、Notta MemoとMoriの無料枠がちょうど合います。
Notta Memo と Notta Memo Pro は、本体を自分のNottaアカウントにつなぐと、毎月600分の無料プランが自動で付きます。枠の中では有料のプレミアムと同じ機能が使えますが、AI要約は月100回まで、1回の録音は最大5時間まで、自分で作るテンプレートは5つまで。この無料プランのままでは時間を買い足せないので、超える月は有料プランへの切りかえになります。比べた記事はNotta Memo ProとPlaud Note Proの比較です。
Moriの無料プランは、毎月10時間。プランで変わるのは文字起こしの時間だけで、機能はどのプランでもすべて使えると案内しています。一日の会話を残す使い方の違いは、MoriとPLAUD NotePin Sの比較で書きました。
300分の機種は、足りない月だけ買い足せば月額なしのまま使える
PLAUD・Soundcore Work・SwitchBot AIマインドクリップの無料の枠は、どれも毎月300分です。数字だけ見ると小さく見えますが、足りない月だけ時間を買い足せば、年額のプランに入らずに使えます。
PLAUDは、無料のStarterでも、録音についてAIに聞けるAsk Plaudや、自分で作る要約テンプレートまで使えます。プランで変わるのは分数だけです。使わなかった分は翌月に繰り越されません。そのかわり、1回だけ買える追加の分数(Extra Minutes)があり、600分・3,000分・6,000分の3種類から選べます。11月1日時点の公式ストアの価格で、600分のパッケージは2,000円。有効期間は使い始めてから24か月あるので、会議が多い月に備えて買っておいても、無駄になりにくいと考えています。
Soundcore Workも、無料のStarterで文字起こし、要約、話者の識別まで使えます。複数の録音をまとめる要約と、録音についてAIに聞くAsk AIは、有料のプランからです。11月1日時点の公式ページの価格で、文字起こしを120分足すパッケージは480円。少しだけ足りない月に、細かく足せます。違いはSoundcore WorkとPLAUD NotePin Sの比較にあります。
SwitchBot AIマインドクリップは、ユーザーごとに毎月300分の無料の文字起こしが付き、足すときは有料プランか追加の時間を買う形です。SwitchBot AIマインドクリップとPLAUD NotePin Sの比較もあわせてどうぞ。
先月の録音時間を数えれば、合う機種が決まる
どの枠が合うかは、毎月どれくらい録るかで決まります。先月の会議や打ち合わせの数に、1回の長さを掛けてみてください。
- 月に5時間まで: どの機種でも無料の枠に収まります。機能の幅で選べます
- 月に5〜10時間: Notta MemoとMoriなら無料のまま。PLAUDなら足りない月だけ買い足し
- 月に10時間を超える: 時間の上限がないComuとHiDockが候補。ほかの機種は有料プランが視野に入ります
ひとつ覚えておきたいのは、無料の枠は約束ではなく、各社の条件だということ。Nottaのヘルプも、利用の条件を変えるときは事前に知らせると書いています。録る量が増えたときに、どこでいくら足すかまで見ておくと安心です。文字起こしの時間がどう減るかは文字起こしの残り時間の記事、PLAUDのプランの選び方は料金プランの記事で書きました。
まとめ
月額を払わずに使いたいなら、まず先月の録音時間を数えるのが近道です。時間をたっぷり録るなら上限のないComuやHiDock、月10時間ほどならNotta MemoやMori。300分の機種でも、足りない月だけ買い足せば月額なしのまま続けられます。
私が普段使っているPLAUDは、無料のままでもAsk Plaudや自作のテンプレートまで使えるので、録る量より「録ったあとにどう使うか」を大事にしたい人に向いていると考えています。PLAUDの機種選びは、PLAUDはどれを買う?で比較してみて下さい。

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参考文献
- Comu 公式ストア「Comu Action Pro」(2026年11月1日確認)
- HiDock 公式「HiNotes」(2026年11月1日確認)
- Mori 公式 wiki「アプリ」(2026年11月1日確認)
- Notta ヘルプセンター「Nottaハードウェアプランとは?」(2026年11月1日確認)
- Plaud ヘルプ「Extra Minutes と Starter/Pro/Unlimited プランの違いは何ですか?」(2026年11月1日確認)
- Plaud 公式ストア「Plaud AI アプリ年間プロプラン」(2026年11月1日確認)
- Anker 公式「Soundcore Work」(2026年11月1日確認)
- SwitchBot サポート「有料プランと無料プランのAI機能にはどのような違いがありますか」(2026年11月1日確認)
無料の枠や料金は変わることがあります。購入の前に、各社の公式ページでご確認ください。

