新しいAIボイスレコーダーが出ると、公式の紹介を読むほど、いま手元にある候補とどちらがいいのか分からなくなることがあります。項目の名前も数字の出し方も、会社ごとに違うからです。
ですが、公式の数字だけを同じ表に並べ直すと、違いは3か所に集まります。 無料で使える文字起こしの分数と、1回に録れる長さ。それに、決めた形の要約を自動で出す仕組みが、どのプランから使えるかです。
比べるのは、Nottaが10月13日に発売する Notta Memo Pro と、Plaud Note Pro。Notta Memo Pro はまだ発売前なので、この記事の金額と仕様は、すべて2026年9月27日時点の公式情報です。私が普段使っている Plaud Note Pro の経験は、PLAUD側の説明に添えます。
2機種は、よく似ている。違いは3か所
まず、似ているところから並べます。
| Notta Memo Pro | Plaud Note Pro | |
|---|---|---|
| 本体価格(税込) | 29,700円(10月13日発売) | 30,800円 |
| 重さ | 30g | 30g |
| 大きさ | 77.2×56×3.9mm | 85.6×54.1×2.99mm |
| ストレージ | 64GB | 64GB |
| 画面 | 0.95インチのカラー有機EL | 有機EL(AMOLED) |
| 対面と通話 | 自動で見分けて録音 | 自動で見分けて録音 |
重さもストレージも同じで、対面の会話と通話を自動で見分ける仕組みも両方にあります。本体の値段の差は1,100円です。
違いがはっきり出るのは、無料で使える文字起こしの分数、1回に録れる長さ、要約を自動で出す仕組みが使えるプランの3つ。ここで選ぶ機種が決まる、と考えていいと思います。
無料で使える文字起こしは、Nottaが2倍
本体を買ったあと、追加の料金なしで使える文字起こしの分数です。
| 毎月の無料枠 | 自動課金 | |
|---|---|---|
| Notta Memo Pro(ハードウェアプラン) | 600分 | なし |
| Plaud Note Pro(Starterプラン) | 300分 | なし |

Nottaのハードウェアプランは、本体を自分のNottaアカウントにつなぐと自動で付く無料プランで、毎月600分がリセットされます。公式ヘルプによると、以前は300分で、600分に増えたばかりです。
毎月の録音が5時間を超えて10時間までに収まる人なら、Nottaは無料のまま足り、PLAUDは有料プランが視野に入ります。どれくらい録るかを先に数える話は料金プランは無料で足りる?に、枠が足りなくなったときの考え方は文字起こしの残り時間が足りない?に書いています。
有料にしても、年額はNottaのほうが下
無料枠で足りない人向けの年額です。どちらも公式の料金表から拾いました。
| 毎月の分数 | 年額(税込) | |
|---|---|---|
| Notta プレミアム(年間プラン) | 1,800分 | 14,220円 |
| Plaud AI アプリ 年間プロプラン | 1,200分 | 16,800円 |
| Notta ビジネス(年間プラン) | 無制限 | 30,096円 |
| Plaud AI アプリ 年間無制限プラン | 無制限 | 40,000円 |
分数あたりで見ても、年額で見ても、Nottaが下に来ます。Notta Memo Pro は、本体とプランの1年分をまとめて買う形もあり、プレミアム付きが41,800円、ビジネス付きが56,100円。プランを単体で買うより少し安くなる組み合わせです。
ひとつ条件があります。Nottaのハードウェアプランは、会社やチームのワークスペースにしか入っていない人と、プレミアム以外の有料プランの人には付かないと、公式ヘルプに書かれています。職場のNottaを使っている人は、自分の契約で無料枠が付くかを先に確かめてください。職場で何人かが使う場合の考え方は職場で複数人が使うならにまとめました。
1回に録れる長さは、PLAUDが大きく上
ここはPLAUDがはっきり上回るところです。
| 1回の録音 | |
|---|---|
| Notta Memo Pro | 最大5時間(1ファイルの録音上限) |
| Plaud Note Pro | 音声強化モードで最大30時間/長時間駆動モードで最大50時間 |

Nottaは本体の仕様で「1ファイル録音上限 5時間」、料金プランでも「1回につき5時間まで」です。通常の会議ならまず届かない長さですが、丸一日の研修やワークショップを1本で録りたい人には、この上限が関わってきます。
PLAUDの長時間駆動モードは、3m以内の音を拾う設定で最大50時間です。録り始めたまま止め忘れても電池が持つ、という使い方ができるのはこちらです。
要約のテンプレートは両方にある。自動で当てる仕組みは、PLAUDなら無料から
要約の形を決めるテンプレートも、公式の記載で並べます。
| Notta Memo Pro(ハードウェアプラン) | Plaud Note Pro(Starterプラン) | |
|---|---|---|
| 最初から用意されたテンプレート | 利用シーン別に多数 | 10,000種類以上 |
| 自分で作るテンプレート | 5つまで | 作れる |
| 自分で作る方法 | 指示文を書く(AIが整え直す機能つき) | 指示文を書く/書類の写真から作る |
| 決めたテンプレートで、録音ごとに自動で要約 | ビジネスプラン以上 | 使える(AutoFlow) |
Nottaも、テンプレートを選んで要約を作る仕組みです。テンプレートは利用シーンごとのカテゴリーに分かれていて、中身をプレビューしてから選ぶ形。自分で作るときは名前と指示文を書いて保存し、指示文をAIが整え直す「最適化」のボタンもあります。ハードウェアプランで作れるのは、1ワークスペースにつき5つまで。要約は月100回までで、作り直しも1回に数えます。
差が出るのは、決めたテンプレートを録音のたびに自動で当てる仕組みです。Nottaには「自動化ルール」があり、文字起こしが終わった録音に指定のテンプレートで要約を作って、SlackやNotionなどへ送るところまで組める。ただ、公式ヘルプと料金表では、これはビジネスプラン以上の機能。ハードウェアプランは「プレミアムと同等の機能」とされていて、そのプレミアムには含まれていません。Nottaで自動化まで使うなら、年額の表にあるビジネス(30,096円)からになります。
PLAUDの同じ仕組みはAutoFlowといい、公式の料金表では無料のStarterプランにも○が付いています。動き出すタイミングの違いは、自動要約は「どこから手を離せるか」で比べました。
私はこのAutoFlowを自分の様式で要約が出る設定にして、30本以上の記録を作ってきました。テンプレートの絞り方は要約テンプレートの選び方に、ChatGPTやClaudeから録音を呼び出す仕組みは公式の説明をもとに整理しています。1か月使ってみた感想は本体のレビューに書きました。誰の発言かの割り当ての仕組みも各社で違い、話者の割り当ての記事で公式ヘルプをもとに整理しています。
公式の中で、書き方が分かれているところ
表に並べるときに、同じ言葉で比べられない項目が2つありました。
音を拾う距離。 Nottaは「最大収音距離 8m(静かな会議室環境で)」、PLAUDは「最適録音範囲 5mまで」と書いています。「最大」と「最適」は別の物差しなので、8mと5mをそのまま比べるのは難しいところです。
電池の持ち。 Nottaが示しているのは「最大待機時間」で、公式ページ自身が「これは待機時間の仕様であり、連続録音時間ではありません」と断っています。PLAUDが示しているのは、連続録音時間のほう。スペック表のどの数字を見るべきかは、スペック表で見なくていい数字の記事にまとめています。
まとめ:誰にどっちが向くか
Notta Memo Pro が向くのは、毎月の録音が5〜10時間の人と、すでにNottaを使っている人。 無料枠が2倍あり、有料にしても年額が下。自分用のテンプレートも5つまで作れます。本体の値段もほぼ同じなので、分数で選ぶならこちらになります。
Plaud Note Pro が向くのは、1回の録音が長い人と、録ったあとの形まで作り込みたい人。 5時間を超える録音を1本で残せるのはPLAUDで、決めたテンプレートを録音のたびに自動で当てる仕組みも、無料のプランから使えます。私が実際に使って確かめてきたのも、この使い方です。
Notta Memo Pro は、9月28日から二子玉川の蔦屋家電+で先行展示が始まる。発売前に手に取れる機会があるので、気になる人は実物を見てから決めるのがいちばん確実だと思います。PLAUDを選ぶなら、どこで買うかの記事で、公式ストアの配送・返品・保証の条件を並べています。同じ型で比べたComu Action Pro との比較もあわせてどうぞ。

Plaud Note Pro
PLAUDより当サイト読者向けに5%OFFクーポンをいただきました
MRNXWCPG2ZVN
下の「Plaud公式ストアで見る」ボタンから進むと自動で適用されます(手動の場合は決済前の画面でこのコードを入力)。公式ストアの全製品が対象です。他のクーポンとの併用はできませんが、セール時は併用できます
価格・在庫・キャンペーンは各ストアの販売ページでご確認ください
参考文献
- Notta株式会社「Notta、AIボイスレコーダー「Notta Memo」シリーズ最新モデル「Notta Memo Pro」を2026年10月13日発売」(2026年9月24日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000106830.html (2026年9月27日確認)
- Notta公式ストア「Notta Memo Pro」 https://shop.notta.ai/ja-jp/products/notta-memo-pro (2026年9月27日確認)
- Notta ヘルプセンター「Nottaハードウェアプランとは?」 https://support.notta.ai/hc/ja/articles/38283709733787 (2026年9月27日確認)
- Notta「料金プラン」 https://www.notta.ai/pricing (2026年9月27日確認)
- Notta ヘルプセンター「テンプレート管理」 https://support.notta.ai/hc/ja/articles/37170772089371 (2026年9月27日確認)
- Notta ヘルプセンター「カスタムテンプレートを作成する」 https://support.notta.ai/hc/ja/articles/21714142581275 (2026年9月27日確認)
- Notta ヘルプセンター「テンプレートからAI要約を生成する」 https://support.notta.ai/hc/ja/articles/21161394757659 (2026年9月27日確認)
- Notta ヘルプセンター「ワークフローの自動化」 https://support.notta.ai/hc/ja/articles/24038425967387 (2026年9月27日確認)
- Plaud公式「Plaud Note Pro」 https://jp.plaud.ai/products/plaud-note-pro (2026年9月27日確認)
- Plaud公式「Plaud AI アプリ年間プロプラン」(プランと機能の比較表) https://jp.plaud.ai/products/plaud-ai-membership (2026年9月27日確認)
- Plaud ヘルプセンター「AutoFlow」 https://support.plaud.ai/hc/ja/articles/50835520394009 (2026年9月27日確認)
- Plaud ヘルプセンター「カスタム要約テンプレート」 https://support.plaud.ai/hc/ja/articles/50636094914841 (2026年9月27日確認)
本記事の金額と仕様は2026年9月27日時点の各社の公式情報です。発売後に変わる場合があるため、購入前に各社の公式ページでご確認ください。Notta Memo Pro についての記述は、発売前のため、すべて公式情報にもとづいています。

