子どもにAIを使わせる前に、親は何を試せばいい?先にやっておく4つの予習

子どもにAIを使わせる前に、親は何を試せばいい?先にやっておく4つの予習 家庭とAI
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本記事はAIを利用して作成しています。

子どもに「AIに聞いてもいい?」と言われたとき、自分が一度も使ったことがないと、良いとも悪いとも言いにくい。気づけば「やめておきなさい」か「好きにしていいよ」のどちらかで返してしまう。

ですが、子どもに渡す前に親が少しだけ触っておけば、判断の材料は自分の目でそろえられます。

私は子ども用の学習アプリを自分で作ったので、AIの得意なところと困ったところを、作る側から何度も見てきました。そこで見えたことを、親が先に試しておける4つの予習としてまとめてみます。どれも数分でできることばかりです。

触ったことがないと、「ダメ」か「好きにして」の二択になりやすい

使ったことのない道具について、子どもにどこまで使わせるかを決めるのは難しいものです。家庭のAIルールの記事では、AIを使っている保護者とほとんど使わない保護者で、宿題にAIを使うことへの受け止め方が大きく違ったという調査を以前紹介しました。触ったことがあるかどうかで、同じ話でも見え方が変わるということです。

中身を知らないまま決めたルールは、禁止でも放任でも、子どもに理由を説明できません。理由を言えないルールは、子どもから見れば「なんとなくダメ」「なんとなくいい」になってしまうと思います。

予習1:子どもの宿題を、1問だけ自分で聞いてみる

最初は、子どもがいちばんやりそうなことを、親が先にやってみます。宿題の問題を1問、そのまま打ち込む。

頼み方しだいでは、答えと解き方まで一気に出てきます。この便利さを先に知っておくと、子どもがなぜAIを使いたがるのかが分かる。そのうえで「答えは言わずに、ヒントだけにして」と頼み直してみると、頼み方で返事が変わることも見えてきます。

私のアプリでは、宿題の写真を撮っても答えは出さず、問題文を書き出すところまでにしました。答えが出る便利さを知ったうえで、どこまで使わせるかを決める。その順番が大事だと考えています。

予習2:わざと答えられない質問をして、ウソの顔を見ておく!

次は、AIが困る質問をしてみます。実在しない本のあらすじや、聞いたことのない人物の経歴を聞いてみる。「知りません」と返してくるか、それらしい話を作ってくるかを見ます。

AIの間違いは、自信のある、整った文章の顔で出てくることがあります。「わからない」と言わない理由は別の記事に書きましたが、仕組みを知るより、一度自分の目で見ておくほうが早い。同じ顔を子どもの画面で見たときに、気づけるようになります。

私はこの間違いを消そうとするのをやめて、「これはウソだよ」と分かる形で、わざとウソをつかせる機能をアプリに入れました。見抜く練習は、子どもより先に親がしておくほうがいいと思っています。

予習3:作文を見せて、ほめ方を確かめる

子どもの作文や自由研究のまとめを、名前などを消してから見せて、感想を聞いてみます。直すところを挙げてくるか、ほめるだけかを見る。

AIには話し相手に合わせてしまう癖があり、会話が長くなるほど強くなることが知られています。何でもほめてくれる相手は、子どもにとって心地よい相手です。作文を良くしたいなら「直すところを3つ挙げて」のように頼み方を変える必要がある。その頼み方を、親が先に知っておけます。

予習4:名前と写真は入れない、と先に決めておく

AIを扱う上で最も重要な部分はここです。

3つ試すあいだに、もうひとつ決めておきたいのが、入れないものです。子どもの名前、学校名、住所、顔が写った写真。予習3で名前を消してから見せたのも、この練習のひとつです。

入れた情報がどう扱われるかは、サービスごとの規約で違います。使える年齢の決まりもサービスによって違うので、公式の規約で確かめた記事も、あわせて見ておいてください。学校で使うAIについては、文部科学省のガイドラインが保護者について書いている箇所にまとめています。

個人情報保護委員会は、一般の利用者にも注意を呼びかけている

個人情報保護委員会は2023年6月、生成AIサービスの利用についての注意喚起を出しました。事業者や行政機関に向けた注意に加えて、「一般の利用者における留意点」も挙げています。

生成AIサービスでは、入力された個人情報が、生成AIの機械学習に利用されることがあり、他の情報と統計的に結びついた上で、また、正確又は不正確な内容で、生成AIサービスから出力されるリスクがある。(個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」令和5年6月2日)

生成AIサービスの利用者においては、生成AIサービスを提供する事業者の利用規約やプライバシーポリシー等を十分に確認し、入力する情報の内容等を踏まえ、生成AIサービスの利用について適切に判断すること。(同)

規約を読み、入れる情報を選び、適切に判断する。この役目を、最初から子どもひとりに任せるのは難しいと思います。はじめのうちは親が引き受けて、少しずつ子どもに渡していく形がいいのではないでしょうか。

まとめ

子どもにAIを使わせるかどうかは、家庭ごとに答えが違っていいと思います。ただ、決める前に親が一度触っておくと、禁止にするにしても使わせるにしても、理由を自分の言葉で話せるようになる。

子どもはもう、AIに触れられる場所にいます。だからこそ、親が子どもより少し先を知っていて、楽しいところも危ないところも自分の言葉で伝えられることが大事だと考えています。

余談ですがAIを使うとバカになるという言葉が巷には存在します。ですがそれはAIとの接し方の問題で、初めから回答に疑問を持ちながら扱ってみると全く逆の効果が発生して思考の加速や拡張に繋がるはずです。

今夜、子どもの宿題を1問だけ、自分でAIに聞いてみてください。

参考文献

  • 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(令和5年6月2日) https://www.ppc.go.jp/files/pdf/230602_alert_generative_AI_service.pdf (2026年9月27日確認)
  • 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」 https://www.ppc.go.jp/news/careful_information/230602_AI_utilize_alert/ (2026年9月27日確認)

本記事は公的機関の公開資料と、運営者が子ども用の学習アプリを作った経験にもとづく整理です。各AIサービスの利用条件は、それぞれの公式の規約でご確認ください。

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