Ask Plaudに質問するたびに、「箇条書きで」「結論から」と書き足していないでしょうか。毎回同じ注文を打つのは、小さいけれど地味に面倒な手間です。
PLAUDのメモリーを使えば、その好みを一度伝えるだけで覚えておいてくれます。 職種や業界、答え方の好みを覚えたうえで、Ask Plaudが答えてくれる機能です。
ただし、メモリーが変えてくれるのはAsk Plaudの答え方までで、文字起こしや要約は変わりません。公式ヘルプ(2026年10月6日確認)をもとに、何を覚えさせればいいのか、どこを別の設定で整えればいいのかを整理します。
一度伝えれば、毎回の注文が要らなくなる!
メモリーは、使う人の好みや状況について学んだことをもとに、Ask Plaudの答え方を調整してくれるパーソナライズ機能です。できることは主にこの3つ。
- あなたの背景情報を参照する
- トーンや強調する点を調整する
- 説明の繰り返しを減らし、会話をスムーズに進める
たとえば、営業の仕事をしていて、いつも次にやることを先に知りたい人なら、その前提を覚えさせておけば、毎回の質問に書き足す必要がなくなる。録音について何度も質問する人ほど恩恵が得られると思います。Ask Plaudそのものの便利な使い方は、会議以外での使い方をまとめた記事やデスクトップ版の記事にも書いています。
設定は「パーソナライズ」の中にまとまっている
メモリーは、設定の「パーソナライズ」で管理します。中は次の4つに分かれています。
| 項目 | 入れるもの |
|---|---|
| プロフィール | 職種や業界などの情報 |
| コンテンツの優先 | 出力で何を優先してほしいか(例:「もっと簡潔に」「アクションアイテムを最初に」) |
| カスタム指示 | どう答えてほしいか(選択肢から選ぶか、自分で書く) |
| メモリー | 覚えておいてほしい内容(追加・編集・削除ができる) |
メモリーを足す方法は2つ。
ひとつはAsk Plaudに「箇条書きでの回答が好みだと覚えておいてください。」のように話しかける方法。
もうひとつは、設定の「パーソナライズ」→「メモリー管理」から「メモリーを追加」を選んで書く方法。
プロフィールの一部は、Web版では見るだけで、編集はアプリで行う場合があるとされています。
文字起こしと要約は、メモリーでは変わらない
少し誤解しやすいところなのですが。パーソナライズの設定は現在Ask Plaudでだけ使われ、録音の文字起こしや要約の作られ方には影響しないということです。これは公式にはっきり書かれていました。
整えたいものによって、使う設定が違います。
- Ask Plaudの答え方を変えたい → メモリーとパーソナライズ
- 要約の形や見出しを変えたい → カスタム要約テンプレート(テンプレートの選び方、自分の様式で要約させる設定)
- 聞き取りの誤りを減らしたい → カスタム用語などの文字起こし側の設定(単語を登録する前に知っておくこと、精度を上げる4つの設定)
もし要約にも同じ形を求めるなら、テンプレートの側にも書けばいいです。テンプレートを育てていく話は、テンプレート・業界選択の使い込みレビューにまとめています。
覚えさせるのは「好み」まで。名前や数字は入れない
メモリーは、職種や文体、くり返し出てくる優先事項のような、役に立つ背景や好みを覚えるためのものです。パスワードや金融情報、公的なID、医療記録のような機密性の高い個人データを保存するためのものではありません。もし入っているのを見つけたら、すぐに削除して下さい。
録音の内容には、取引先の名前や金額、相談の中身が含まれることもあります。そうした話をAsk Plaudで扱うのはいいとしても、メモリーに「覚えさせる」のは答え方の好みと仕事の前提までにしておくと安心です。
あわせて知っておきたいのが、次の3点です。
- オフにしても、覚えた内容は消えない。 新しく覚えなくなり、答えにも使われなくなりますが、すでに保存された内容は自動では削除されません。消したいときは、手動で削除します。
- 「すべてのメモリーを削除」は元に戻せない。 個別の項目だけを編集・削除することもできます。
- 間違って覚えることもある。 ヘルプも、メモリーが誤って保存されることがあると認めています。ときどき一覧を開いて、覚えている内容を見直すのがおすすめです。
なお、メモリーは広告には使われず、AIモデルの学習に自動的に使われることもない、とヘルプに明記されています。録音データ全体の扱いは、PLAUDのセキュリティを公式情報で整理した記事にまとめました。
まとめ
PLAUDのメモリーは、職種や答え方の好みを覚えて、Ask Plaudを自分仕様にしてくれる機能です。一度伝えれば、毎回「箇条書きで」と書き足さなくていい。一方で、文字起こしと要約は変わらないので、要約の形はテンプレートで、聞き取りの精度は用語の設定で整えます。
メモリー機能はGoogle Geminiのカスタム指示に近い性質を持っていると思われます。
私も過去にGeminiの出力を希望する形にする為、カスタム指示の試行錯誤を何度も繰り返しました。
手間がかかると言われると否定できませんが、うまく出来上がった時の使いやすさは格段に上がってくると思います。

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参考文献
- Plaud ヘルプセンター「メモリー」 https://support.plaud.ai/hc/ja/articles/55150358755353 (2026年10月6日確認)
- Plaud「What’s New(リリースノート)」 https://www.plaud.ai/pages/plaud-release-notes (2026年10月3日確認)
機能の名前や設定の場所は、アプリの更新で変わることがあります。いまの画面での手順は、上の公式ヘルプで確かめられます。

